my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

book

森瑶子の料理手帖

前出の黒柳徹子のビスケットケーキが載っていたのはたしかこの本。森瑶子の料理手帖作者: 森瑶子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 働く女性として涙が出るほどありがたいス…

シャンペン・シャワー

ワールドカップが始まるたびに読みたくなる。わたしが思うサッカー漫画の隠れた名作。シャンペン・シャワー (第1巻) (白泉社文庫)作者: かわみなみ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2002/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 62回この商品を含むブログ (16件…

フェルトのマスコット

今日は手芸の日!と娘が宣言したので、日がな針を持つ娘をじっと見守っておりました。自分で絵を描いて型紙を作って、フェルトを切ってハートのマスコットを作りましたとさ。血は争えないと言うか、やっぱり娘もこういうのが好きなのだなあ。 そういえば大高…

夏草の記憶/トマス・H・クック

夏草の記憶 (文春文庫)作者: トマス・H.クック,Thomas H. Cook,芹澤恵出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (24件) を見る 名医として町の尊敬を集めるベンだが、今まで暗い記憶を胸に秘め…

読了メモ

朝の通勤電車の中で『夏草の記憶』を読了。何度も読み返したくなる不思議な痛み。感想は休日にでも。

生きて行く私

生きて行く私 (角川文庫)作者: 宇野千代出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 1996/02/19メディア: 文庫 クリック: 17回この商品を含むブログ (34件) を見る あれは中学生の頃だったのだろうか。テレビで十朱幸代が主演していた同…

絵本の冒険

元気があれば上野当たりまでマチス展へ出かけようと思っていたのだが、「今日はおうちでのんびりしたいの!」と娘が言うので宝探しにつき合わされる。といっても絵本の中。外は雨だし、寒いし、暖房の中でのんびり過ごすこんな日もいいものだ。 ミッケ! ゴー…

百器徒然袋−風

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/07/06メディア: 新書 クリック: 26回この商品を含むブログ (201件) を見る読了。読みながら唇の端がにんまり持ち上がる。馬鹿馬鹿しいけど楽しい。本編を読んでいるからこ…

アリーテ姫の冒険

近所のブックオフでこんな本を見つけたので、娘に読んでみない?と勧めてみる。以前にチェックしていたのだけれど、実物を手にする機会が無く、今日偶然児童書のコーナーで見つけたのだった。105円で購入。アリーテ姫の冒険作者: ダイアナコールス,ロスアス…

ぼんくら

ぼんくら(上) (講談社文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/04/15メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 49回この商品を含むブログ (168件) を見るぼんくら(下) (講談社文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/04/15メ…

怖かった少女漫画

KCなかよしだったと思うんだけど、一時期ホラー漫画がうちにすごくあってそれがすごく怖かった。今では名前も作品名も覚えてないけれど、鬼子母神が赤さんを攫ってその心臓を食べるのを収めるために、村人が柘榴の実を与えている話とか、行ってはいけない場…

ダーク・レディ

ダーク・レディ〈上〉 (新潮文庫)作者: リチャード・ノースパタースン,Richard North Patterson,東江一紀出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (16件) を見る ダーク・レディ〈下〉 (新潮文庫…

封印された悪夢

封印された悪夢 (ハヤカワ文庫NV)作者: フィリップマーゴリン,Phillip Margolin,田口俊樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1996/10メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るいや、さすがマーゴリン。この遅読のわたしが止まらなかっ…

夜の記憶

夜の記憶 (文春文庫)作者: トマス・H.クック,Thomas H. Cook,村松潔出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 88回この商品を含むブログ (19件) を見る殺された一人の少女。古い地方の名家の隠された秘密。謎を追うミステ…

のはらうた

三木稔 のはらうた作者: 工藤直子出版社/メーカー: 全音楽譜出版社発売日: 2011/03/01メディア: 楽譜この商品を含むブログ (1件) を見る音楽集会の練習で娘が工藤直子さんの「のはらうた」に節を付けて歌っているのを聴きつつほっこりする。たどたどしいメロ…

緋色の記憶

緋色の記憶 (文春文庫)作者: トマス・H.クック,Thomas H. Cook,鴻巣友季子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1998/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (39件) を見る読了。さすがクック。なんか壊滅的に切なくなる。 封じ込めた…

まあだかい

まあだかい―内田百けん集成〈10〉 ちくま文庫作者: 内田百けん出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/07メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (21件) を見る 摩阿陀会(まあだかい)とは知らない人は勿論知らない。知る必要なぞ少し…

理由

理由 (新潮文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/06/29メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 84回この商品を含むブログ (244件) を見る 朝日文庫版から鞍替えして新潮文庫でお召し替えしたバージョンで読んだ。 読み始めて、いつもの宮部…

村上春樹をめぐる暴言

id:hoven:20040916#murakami自分はひょっとしたら少数派かもしれない、常日頃そういう疎外感を抱いているわたしの先日のぼやき(id:lluvia:20040912#p2)に反応いただいた。せっかくの機会なので「何故わたしは村上春樹がダメなのか?」ということについて考…

タイムライン

タイムライン〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)作者: マイクルクライトン,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/12/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 93回この商品を含むブログ (20件) を見る タイムライン〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)作者: マイクルクライ…

メモ

『タイムライン』読了。映画にしたい気持ちはよっくわかった。でもやめとけ、とか言いたくなる。感想は後で(って待ってる人がいるんだろうか?)。

きのうの空

『きのうの空』 志水辰夫著 新潮文庫 ISBN:4101345163 遠い遠い夏。草いきれ、半ズボン、キラキラと輝いていた海、ジリジリと肩を灼く太陽、胸の高鳴り。そして見えなくて、怖かった未来。言えなかった言葉。好きだった人。なくしてしまった係累。未熟な自分…

今日の活動と反省

本日の活動。 スティーヴン・ハンター登録。(自分メモ→id:lluvia:20040615)・・・いったんキーワード登録してISBNコードを検索して編集中、謝ってリロードを押しておじゃんに。放心。ああ、エディタで書いておくべきだった。とかいって、意地になってエディ…

続巷説百物語

『続巷説百物語』 京極夏彦著 中央公論新社C・Novels ISBN:4125008167蒸し暑い夏の夜によく似合う。 ボリュームに相応しく、読み応えある作品だった。一話完結でコンパクトで入りやすくありながら、読み進むうちに大仕掛けになり、カタルシスも複雑な妙味も…

葬儀屋の未亡人

『葬儀屋の未亡人』フィリップ・マーゴリン著 加賀山 卓朗訳 ハヤカワ文庫 ISBN:4150410011 夫を殺した強盗を逆に射殺した上院議員エレン。世間は悲劇のヒロインに強い同情を寄せ、彼女の支持率は上昇する。だが鑑識による現場の調査は意外なことを物語った…

炎の裁き

『炎の裁き』 フィリップ・マーゴリン著 田口俊樹訳 ハヤカワ文庫 ISBN:4150409536 大手法律事務所の代表弁護士を父親に持つピーター・ヘイルはコンドミニアムに住み、真っ赤なポルシェを乗り回し、優雅な生活を送っていた。6桁に近い収入を得ても、債務超…

動機

『動機』 横山秀夫著 文春文庫 ISBN:4167659026 前作『陰の季節』を読んでいたからか、個々の短編がちぐはぐな印象がしてしまう。前作は互いに薄く重なり合うような多重的な話で、それが全体としての本一冊にまとまると複雑な広がりを醸していた。だが、これ…

陰の季節

『陰の季節』 横山秀夫著 文春文庫 ISBN:4167659018 警察小説といえば、事件があって、犯人がいて、推理から捜査から逮捕劇が…と、普通は捜査畑の人間ばかり思い浮かべる。だがこれは警察内部の管理畑の話である。事件はあるにはあっても警察組織を守るため…

氷の男

『氷の男』 フィリップ・マーゴリン著 田口俊樹訳 ハヤカワ文庫 ISBN:4150408424 法廷でのその冷静沈着ぶりから、デイヴィット・ナッシュは「氷の男」と呼ばれていた。だが、彼は幾つもの難しい裁判に勝ち名声を得るに従い、心は重くなっていく。自分を雇う…

もっと翻訳ミステリーを!(2)

日本人作家に比べて、海外作家のキーワードがあまりにも少ない。何故?ということで、もっと海外ミステリー作家をキーワード化しましょう!という意図で一人ぽちぽちと入力作業。…と思っていたらid:fuksiaさんが日記に書いてくださっていたのです(id:fuksia…