日々が掌からこぼれるように過ぎていく 幼子は少女になり 父の痩躯は老いていき 母の髪は白くなり 季節が瞬く間に過ぎていく 目映く煌めき弾む命と 確かに萎んでいく命の狭間で ただわたしだけが 季節においていかれそうで 道に咲く鶏頭の鮮やかな赤に 胸の…
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