my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

マイナーチェンジ

新学期。沢山のプリントに記入して、新しくお道具を買い足して。
こんな時、ああ、子供はいいな、と思う。毎年、季節が一巡すると環境が変わる。新しい担任、新しい教室、新しいクラスメート、新しい教科書、少し大人になった自分。長い学生生活の繰り返しでも、リフレッシュしていくことができる。何も変わっていない自分でも、環境が変わればマイナーチェンジくらいはできそうな気がするから不思議だ。そしてそんな気分はあながち嘘でもないのかも。ほら、お馴染みのランドセルに真新しいお道具を少し混ぜていくみたいに。
抱えた沢山の荷物も昔ほど大きくは見えないみたい。そうやってまた一年、積み重ねていく。何にも変わっていないあなたらしさを抱えたままで、あなたのままで、大きくなっていく。桜の木が繰り返し咲いては散りながら、枝を広げていくように。
少しずつ、わたしは軽やかになっていく。空に手が届きそうな卯月。