my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

同僚

会社の親睦会があったので少し飲んだ。見かけ倒しだとよく言われるがお酒には弱いので、ワイン2杯強で酔った。そして微妙に壊れたら、何故か会社の女の子にモテた。いつもとはまた違ってかわいいですとか言われて、いなくなったら困るとか言われたり、いっぱい優しくされて、労られたので、生きていて良かった…と思った(大げさではない)。
ものすごく素直にかつ原始的に、コーヒーが飲みたい、と言ったらお酒が醒めるまで付き合って貰い、先回りして片づけて貰い、傘がないといったらわざわざ土砂降りの中を遠回りして相合い傘で駅まで送って貰った。諸々迷惑かけたのに、可愛いから許す、と言われて甘やかされた。お茶したメンバーの中で一番年上のはずなのに、どう見てもわたしが一番子供のようであった。というか、だだっ子だったかも。思い出すだに恥ずかしい……。

なんだろう。
女同士って、やっぱりいいな。
だって気が利くし。あれするんだよ、これするんだよとか、忠告されて、お世話されて、言いたいこと言って、うんうんって聞いて貰って。なんだか、嬉しかったなぁ。
男前でいるより、ダメなわたしでいるほうが気持ちがいいことは知っていたのだけれど、会社でそういう自分でいる場所がまさか女子の中にあるとは思わなかった。自分が天然の男前であるとも思っていなかったけれど、そういう役付けで生きていく方が会社の中では分かりやすくて楽なポジションなんだと思っていた。いや、男の人がそういう位置づけを望んだような気もする。

でも、きっと、違うんだよね。
どっちもわたしだと思っていたけれど、相反する両極を持っているんじゃなくて、ナチュラルなわたしは、色んな面で色んな要素が複雑に絡まり合っているんだと思う。
それらが溶け合い、自然になるまでには、きっとまだまだ、なんだろう。

ともあれ、ありがとう。
みっともないところ見せちゃったけれど、あなたたちがいてくれて、良かった。