my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

溜息になって この掌にふわりと落ちるのは

夏の終わりのしどけなさ 秋の初めのやるせなさ 


幾度も巡った 道程は 百日紅散る雨の中
幾重も纏った 韜晦は 金木犀薫る風の中


うねりながら よろめきながら
のたうちながら うめきながら
 

まあるく つめたく 冷えていく
掌の珠を
なんと 名付けようか



何と 呼んだなら
相応しいのだろか