my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

桜のお土産

昼から暖かくなり始めたので神宮外苑へお出かけ。ゴールデンウィークは友達とここぞとばかり遊び回っていた娘だけれど、今日は一緒にいてくれると言う。
外苑にはまだ終わりかけの牡丹桜があって、落ちた花びらを拾ってみたり、娘は自転車を借りて走り回ってみたり、児童遊園で遊んだり、バッティングセンターの中にあるオートピンポンをしたり。都会のど真ん中とはいえ、このあたりの緑は、結構濃い。国立競技場なども近くにあるので、緑とアスファルトのバランスがなんとも心地よい感じ。鬱蒼とした緑も素晴らしいとは思うのだが、やはり無為の自然の中では心許ない気持ちがするのは、わたしが不健康だからなんだろうか。緑を背景に野球やテニスを楽しむ人、サイクリングをする人、バトミントンをする人などを眺めつつ、整備された広く大きな道や近くに見えるビル群を身近に感じるほうが、なんだか自分の中のバランスに合っているような気がする。
最初は乗り気でなかった娘も行ってみると存分に満喫したようだ。日曜日は解放されているらしいので、また近々遊びに来ようと娘と約束して帰宅。お金をたいして使わなくても、こうして楽しめる場所があるのは幸福なことだなあ、と思う。
翌日、娘のパーカーから、ティッシュにくるまれた桜花が出てきた。押し花にしようとして忘れてしまったんだろう。今年見る最後の桜。その名残。