my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

救命病棟24時

なんと2度も見忘れていた。冒頭は震災に対してのコメントがあったけれど、敢えてこのテーマにする必要性があったのかなあ。敢えてするなら、真っ向から伝えたいことはこの中にあるのか?と、複雑な気持ちで見ていた1時間。シミュレーションや取材を繰り返して、全体を通して伝えたかったものが、悲喜こもごものドラマだったとしたら、今の描き方では浅すぎる気がするし。そんなのはドキュメンタリーの足元にも及ばないし、無駄に不安を煽るだけでは意味がないと思うし。と、新潟の地震から日も浅いだけに見ている方が神経を逆なでされるようで複雑ではある。このテーマからどう今後展開するのか気になるところ。

こう見ると医療ドラマでダントツの出来はやっぱり「ブラックジャックによろしく」だなぁ。病気に対する描き方やストーリーの底の厚さが違うもの。原作も良かったし、配役も良かったし。毎回泣けたり心底心配したし。「Dr.コトー診療所」や「白い巨塔」よりもずっと真剣さや重厚さ、命の重さ愛しさを感じたからかもしれない。

おまけに、どうでもいいけど、個人的には松嶋菜々子より松雪泰子の白衣姿が美しくて凛々しくて好きだったなぁ。