my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

No ideaな日

そんなこんなで食事を作る気力が無くなり、お総菜を買って帰宅。スーパーを物色しても、水菜一把298円とか白菜1/4で198円とか、目ん玉の飛び出るような値段なので、手軽にカット野菜にしようと思ったら、どれもこれも一袋298円だとか345円とか、信じられない値段なので野菜好きのわたしには更に意欲が殺がれてしまう。こうなりゃもやしだけで暮らしてやろうか!とか思った。
そもそもわたしは料理好きではあるが、料理上手ではないと思う。というのもやる気に非常にムラがある人なのである。できればいつもどんなときにも手際よく美しい料理を作りたいと思うのであるが、それはわたしにとって非常な努力を要することである。たとえばわたしの好きな料理研究家の本のあとがきなどにはよく娘さんなどの「ママはどんなに遅く疲れて帰ってきても、文句も言わず、いつも美しい美味しいお料理を作ってくれました」などという文章があって、「ああ、こうでなくちゃいかんよなあ」と忸怩たる思いを抱いたのだが、それをすると異常にストレスが溜まるので、料理は楽しむときにはこってり頑張り、手を抜きたいときには抜く、という境地に至った。*1眉間にしわを寄せて凝った料理を作るより、手抜きで笑っている母親の方が娘も幸せであろう、と開き直ったのだ。いつも手作りでなくちゃいけないとか、お出汁はインスタントは絶対に使わないとか、ご飯はお鍋で炊いてお櫃で保存とか、そういう縛りは捨てた。理想は理想。
で、今は作るのが面倒くさいわけではなく、毎晩の献立が浮かばない周期に入っている。あれが作りたい!これが食べたい!とか浮かばない時期。*2かといって出来合いのものはやはり美味しくないので、あまり買いたいものがない。そんなわけで余所の美味しそうな献立*3から夕飯の買い物を練ろうとするわたしであった。

*1:でもこれって考えてみると料理好きな男のレベルとちっとも変わらないではないか……。

*2:そもそも料理上手にはこんな時期はない。

*3:主に、っていうかほとんどid:yukodokidokiさん。いつもお世話になってます!