my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

ビデオ強化月間

娘がまたも午前中から友達の家に遊びに行ってしまい、非常に手持ちぶさたになりビデオ鑑賞。


今更なんだけれど、「ブリジット・ジョーンズの日記」。

これでヒロインでいいんだろうか?と思うような、レニー・ゼルウィガーの豊満すぎる体とか、もうちょっと考えようよ!と言いたくなるようなお肉がはみ出ているコスチュームとかは綺麗な女の子が好きなわたしとしては、ちょっと怖じ気づいてしまうのだが、スピーチで失敗して一人落ち込んでいるところとか、困った笑顔なんかは非常にリアルで、こういう人いるよなあと親近感を持つ。分かりやすくドジな愛嬌のある女の子というのは、ある意味少女漫画の王道でもあるわけだ。
でもちょっと意地悪な見方をしてしまうと、こういう状態の儘で「ありのままの君が好き」と、コリン・ファースヒュー・グラントのようないい男が言い寄ってくれるのも、彼女とのことで男二人が喧嘩するのも、またちょっと少女漫画的だと思ったりするのだよね。主人公は基本的には何もしないで偶然に頼っているストーリーというのは、待っているだけでなんとかなるという少女的な、あるいはハーレクイン・ロマンスちっくな感じがしないでもない。もうちょっと男性側の心理も描いて欲しかったような。でもまあ、これがこういった映画の王道なんだから、いいかとも思った。
ともあれレニー・ゼルウィガーのヒロインはさすが女優!と思わせる存在感十分だったし、ラストシーンはなかなか映画的で後味が良かった。女子にはロマンスの最中にでも気になる火急の用事というものがあるものだ、が、黒のメッシュとかゼブラ柄というチョイスはいかがなものか、とも思った。