my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

零れる声

娘にねだられ買ってしまった「どこでもいっしょ」のボール型の入浴剤。見た目は昔トイレに置いてあったボール型の消臭剤を思わせる、緑色のソレ。お湯に入れると溶けて中に入っているフィギュアが現れるという代物なのだそうな。何が出るのかは分からない。トロかジュン(うさぎのキャラクター)でありますように!と娘は祈りつつお湯に投入。お湯の中から浮かんできたのはちっこいスズキというロボットであった。
「また買って欲しい〜」と娘は言うが、これで300円は高いだろう。森林の香りと言うけれど、なんだかものすごく安っぽい匂いがする。ってか、好きなのが出るまでやるつもりなのかしら? なんだか発売元の思うツボみたいで、ちょっと癪。
昨日の傷(id:lluvia:20040417#p2)はファンタのグレープが皮膚に染みついたかのような色になり、湯船に入るとしみるので足を上げて浸かった。ふと見ると、左膝も赤黒く打撲していた。悲しい。
夜、布団に入った娘が「おばあちゃんが恋しくなった」とか、珍しく感傷的なことを言うので実家に電話する。母は嬉しそう。甘えている娘もなんだかしおらしくていじらしい。甘えては、質問に答え、時折突拍子もないことを話す娘に応じて、電話口から母の笑い声が零れる。こんな二人を見ていると、なんだかわたしまでほかほかと嬉しくなるのは、なにもお風呂上がりだからじゃない。当たり前のことが当たり前に今日もあることを、そこに大切な人が微笑んでいることを確認する、そんな幸せ。