my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

ファインディング・ニモ

日本語吹替版で「ファインディング・ニモ」を観てきました。
ディズニー映画は日本語吹替版が用意されているのがお子様連れには嬉しいところ。
私の純然たる映画の嗜好(人からは「渋い!」と言われる)からは若干外れてたりするのだけど、何事も一緒に楽しむというコンセプトで生きてるわたしたちなのだから、とりあえずディズニーの戦略に乗ってしまうほうが有難い現状なのである。
オープニングの美しい海の映像に子供たちから「きれ〜い」と声が上がる。でっかいアクアリウムみたいな感じ。海の光景って何でこんなに癒されるんだろう。まるで太古の記憶が呼び起されるみたいに。
映画はカクレクマノミのマーリンと息子ニモの物語。妻とまもなく孵化する卵たちを失ったマーリンは、奇跡的にたった一つだけ残っていた卵に誓うのですね。
「もうつらい思いはさせないよ」と。
で、我ながら単純だと思うんだけど、まずこの部分で涙腺がじわーっと危険な状態に・・・。そんな息子ニモが6歳になり、学校に通い出した日、突然ダイバーに攫われてしまう。ここからニモを探すマーリンの冒険が始まる、というわけ。
最近父子もの*1を読んでいたせいか、この手に弱くて、お決まりのところで涙腺が。涙腺が。静かにつぅーっと流れる涙に娘は気づいていたのか、いないのか。
今回は100分を超える上映時間だったけれど、飲食は我慢したのでトイレなしで観られました。万歳。

その後、最近わたしの作ったトマトソースがきっかけで和風以外のパスタに開眼したらしい娘とイタリアンの食事をした。
わたしはグラスワインつきの簡単なコースで、お子様セットでは当然足りない娘とシェアすることに。娘は最近パスタのフォーク使いが巧くなったので、お子様セットのミートソースもくるくるして食べている。わたしは和食も好きだけれどイタリアンと中華・アジア系エスニックも好き。だから娘もそうなるよう地道に誘導していたりするのだけれど。外食だと懐石や美しいフルコースよりも大皿でシェアするほうが楽しくて好きなのだ。

その後通りかかったゲームセンターで娘にせがまれプリクラを撮ることに。最近のプリクラは凄いと聞いていたけれど、確かに凄い。ビックリ。「キメ肌宣言!ゴージャス」「可愛め主義」と美肌効果を謳ったものばかり。どれどれと早速試す。カメラの高さが動かせて、強めのライトに気の利いたバックスクリーン。これならシミも皺も少々の吹き出物もぶっとんで超美肌に見える!!!
撮影後に写真にスタンプやフレーム、ペンでフォトを飾ることも出来るようになっているのでアラ隠しもOK(笑)。最初は要領が分からずいまいちだったので、その後も撮影をして、キラキラに飾ってみたら、叶姉妹風ゴージャスなものまで出来て、写真ってやっぱり嘘なのだなあと大笑いした。あんまり楽しかったので、またやろうと話しながら帰宅。
帰宅後、筆箱に早速娘はプリクラをぺたぺたしていた。筆箱開けるたびに見られるんじゃなかろうか、とちょっと怖い母である。

*1:今江祥智著「やさしさごっこ」(新潮文庫)。残念ながら絶版です。古本屋さんか図書館か、オトナの方は全集でどうぞ♪