my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

タルジャの春

現在、フジの平日お昼にやっている韓流αですが、なんとなく見始めたら、今放映しているタルジャの春が面白くなって、楽しみに観るようになりました。
韓流α タルジャの春 - フジテレビ

放送は現在11話までですが、週末なので、気になる続きを一気に観てしまいました。
http://www.showtime.jp/special/korea/guide/dalja/

いやぁ、後半はさらに面白かったです。

韓流ドラマは苦手意識があったので、あまり見ていなかったのですが、これは私にとってはツボといえばツボな設定なのですよね。主人公がアジア版Ally McBealという感じなので、個人的に共感しやすくて、文化が近いせいか、アリーよりもさらに恋愛観、人生観、職業観に非常にシンパシーを感じます。後半は主人公タルジャの苦しみが他人事でない気分になりました。同じような状況だったら、きっと同じように選択するな、とか、絶対同じようなこと言ってしまうな、とか。
恋愛ドラマは往々にして、主人公の恋ばかりを描いているのですが、このドラマは家族や同僚や取引先など取り巻く人間関係を丁寧に描いているのが好感が持てます。たしかに、恋だけなら二人きりの関係で済むのですが、より深く相手を知るとき、どんな環境で育って、どんなふうに生きてきたか、何に傷つき、何に喜ぶかをちゃんと描こうとするなら、家庭や生活を描かないと喋るお人形さんみたいな人間像しかできないのじゃないかと思うのです。日本の恋愛ドラマをあまり見なくなったのは、そのせいもあるのかなぁ。これは韓国というお国柄のせいなのか、主役二人の家庭もキャラが濃すぎるくらい濃いです。そして、親や同僚にどう接していくのかも、納得できる部分が多かったです。
苦手だと思っていた上司や同僚と次第に心を通わせていく様、時に迷惑を被った人さえも包んでいくタルジャの温かさがすごく好きです。あとオフィスカジュアルなファッションも可愛いので観ていて楽しかったです。最初は濃いぞと思ったメイクやヘアもなんだかタルジャのトレードマークみたいでだんだん可愛く見えてきます。