アリス・イン・ワンダーランド

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新宿に『アリス・イン・ワンダーランド』を観に行く。バルト９が異常な混み具合だったため、３Ｄを諦め、２Ｄにて鑑賞。そもそもアバターで３Ｄ酔いした娘が一緒だったので、仕方あるまい。なかなか面白かった。アリスがかわいい。ヒロインがかわいいのはいいことだ。ファッションとか世界観とか見ていて楽しい。大人になったアリスという設定がなかなか洒落ている。
夢見がちな少女は、味気ない現実にどうやって対処していくか、なんてことを考えたりしながら鑑賞。無難な親から与えられた道はげんなりだし、都合のよい幻想に逃げて王子様を待ち続けるのは痛すぎる、と葛藤するアリス。答えを出さなくてはいけない時が迫ってくる。
そこに現れる白うさぎ。
いつまでもモラトリアムを味わっていたいけれど、女にとって時間は残酷なもの。人生で選択を求められるときは遅からず来るんだから。
横目でちらりと娘を見ると、身を乗り出して観ていた。かなりお気に召した様子。アリスのように生きてくれよ、なんて一人ごちる。

なんですね、一昔前は「トム・ハンクスとメグ・ライアンに概ねハズレなし」なんて思っていたのですが、いまや「ジョニー・デップにハズレなし」だなと思うわけです。