my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

日本男児の行く末は

娘の通っているスイミングスクールから電話。「実は他の親御さんから、娘さんがちょっかいを出していると言われて。僕も詳しくは調べていないんですが」とのこと。ドキドキしながら電話を切る。最近はとても落ち着いていたんだから嘘だという思いと、ああ、やっぱりこのところ仕事ばっかりだったせいかもしれない、という思い。胸が痛くて苦しくなる。
電話を切って、キョトンとしている娘に聞く。
「ねぇ、スイミングで何かあった?」
「あったよ。男の子でしょ、叩いた」
「どうして?」
「だって……凄くイヤなことを言うから」
「なんて言われたの?」
「……言いたくない。」と突っ伏す。
「ね、ちゃんと言って。教えて」
「……だから……」
顔を上げた娘の顔は真っ赤。「男の人の急所とか。トイレでする大きい方とか。で何回も言うから叩いたの!」
どへええええ。ついこの間まで「うんち〜♪」とか言ってたのに!!!(ちなみにわたしは今でも言います。すみません。)
そうかそうか、そんな歳だよね。恥ずかしいよね。イヤだよね。イヤでイヤでしょうがなかったよね。キミはなあんにも悪くない!と言って泣く娘を抱きしめた。
つかさ、頼むから原因聞いてから電話して来て欲しい。ちょっと苦情が来たからって、何も調べずにこんな思いをさせないでよ、と腹が立った。男の子のお母さん、あなたの息子はあなたの旦那よりも大層愛しいでしょう、そうでしょう。でも、んなことでスクールに文句言う?普通。叩かれたからと告げ口する男の子も情けないけど、息子が女の子に叩かれてスクールに言う母親もどうなのか。大人ならちゃんと原因ぐらい調べようよ。訴えてきたら濾過せず直送って、馬鹿馬鹿しすぎて話にならない。スクールにもう一度電話して事情を話し、娘にも「そういう子は嫌がれば喜んでまた言うだけなのだから、放って置きなさい。相手にしたら負けよ」と言明する。

あぁ、日本男児は絶滅するばかりだよ。