my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

天切り松シリーズ

このところ、うっかり本を読むのを怠っていたら、未読本がなくなるという危機に瀕してしまった。前述の「あるようなないような」を読み終えた後、昼休みに青山ブックセンターに飛び込む。ここは美術書は豊富なんだけれど、文庫はちょっと探しにくい気がする。買うものはもう決めていたので見つけて即購入。

  • 『闇の花道 天切り松闇がたり(1)』 浅田次郎 集英社文庫
  • 『残侠 天切り松闇がたり(2)』 同上
  • 『初湯千両 天切り松闇がたり(3)』 同上

剣客商売巷説百物語もかっこよかったけれど、これまた更にかっこいい。ハードボイルドっていうか、これぞ粋というか、職人的ストイックさがたまらない。こういう格好良さは、いにしえの時代のものになってしまったんだろうか。男も女も人間なんてものの本質はそう変わってやしないだろうに。