my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

月の世界

ある人が「自分を含めてネットで文章を書いてる人なんて、何かが欠如している」と言っていたが、私もそれに漏れなく何かが

ある人が、「ネットの人ってみんな月の世界の住民って感じがする」と言っていたことがありましたっけ。欠如とまでは思わないのだけれど、ネットで文章を書くのは、寂しいからじゃないかな、という話をチャットでしたことがあります。今はもうホームページを更新しなくなってしまったり、なくなってしまった何人かの知り合いを思い浮かべてみると、落ち着いていたりして、「もう寂しくないんだね。よかったね。」と安堵する気分だったこともあるのでしょうか。
あるいは、出会った印象と文章の印象と両方を知る人を思いだしてみるとき、どちらもその人なのだけれど、リアルの世界では理解されにくい、伝わりにくい何かを、表現してみたいのかもしれない、と感じたりしました。

さて、何故わたしは書くんだろう。寂しいからかしら?と自分の胸に問うてみる。
うん、寂しいときもあるよね。わたしだけじゃなくて、人は誰も寂しいよね。
でも、それだけじゃないような。
やっぱり今のわたしは後者の方が強いかなあ。
日の光では見えないものを、月の光に照らすような。だからこそ昼の世界では月の世界を何となく晒しにくい。うん、そんな気持ち。