my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

今日は楽しいひな祭り

ひな祭りの定番といえばちらし寿司なのだけれど、給食の献立チェックを忘れたので、もしかしてかぶってしまって酢飯づくしになってはいけない(そしていけないのに非常によくやってしまう)ので、会社を出たところで娘に電話する。すると「今日は学校でも学童でも出なかったからひなあられが食べたい!」と娘がのたまう。甘い物はかなり好き嫌いがある子なので、イベントのお菓子は慎重に選ぶ必要があるのだが、事前にリクエストがあるのは有難い。っていうか、ひなあられが好きなのか。ふーん。とか今更ながら思いながら、調達して帰宅。スーパーじゃなくて、和菓子店でちょっと綺麗なのを買ってみた。あられだけじゃなくて花の形をした小さなお煎餅や綺麗な豆菓子や鮮やかな色の砂糖菓子も混じっていて見た目に綺麗。つと横を見るとお子様用しろざけというのもあったのでついでに購入。桃の花が飾ってあり、見栄えが華やかで非常に喜んで貰えたので、良かった。でも飲む段になると、一口目で「無理」と言われたので、仕方なく飲んでみる。燗にすると昔懐かしい甘酒。幼い頃はあの甘ったるい味と酒粕の大人の匂いに、「ああ、大人だわ」とドキマギしたものであるが、今飲んでみると、一口目こそ郷愁の味なれど、それ以降はジュースのような甘さであった。
そして、大変申し訳ないことに今日の今日までひな人形を出していなかったので、がさごそと押入の奥から取り出して飾る。今年は娘が作った貼り絵があるしこれでいいじゃん、とか思っていたのだが、そして「おひな様の顔ってよく見ると怖い」とか娘が言うので、出さなくてもいいかな〜とか、さぼる口実を見つけていたわけだが、やはりそうは問屋が卸さないわけであった。「毎年出さないとお嫁に行けなくなるんだって」と言われたのだ。(っていうか、あなた、嫁に行かないとか言ってませんでしたっけ?)
我が家のはスペースの都合上、小さな内裏雛だけのものなのだが、小さなお道具が可愛らしい。娘は久しぶりに見たとか言いつつ、自分で作ってきた貼り絵と比べて、ぼんぼりの位置がどうだとか、菱餅はこういう器に入っているのか、などと検証している。大事そうに眺めて就寝。さて、おひな様には申し訳ないけど、明日はしまわなくちゃ…。