my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

105円の葛藤

仕事が結構あって夢中になってやっていたら残業になってしまった。6時過ぎてふと気づく。「あああぁ、銀行行くの忘れた!」
「まだATM開いてるぞ」とボス。
「時間外だと手数料取られるのがいやなんですよ。」
なんだか分からないけれど時間外手数料を取られると、わたしは敗北感というか屈辱感というか、慇懃無礼な銀行の手にまんまと乗ってしまったというか、そういう、言うに言われぬものを感じるのである。
「貸そうか?」とボスが財布を見て「いくら必要だ?」と聞く。
確かに借りていれば安心だけど、取り立てて必要という用事はないし…、わざわざ借りるのも面倒くさいし、と迷うことしばし。
「いや、いいです。2千円で暮らします。」と宣言。
冷蔵庫には食料がまだあるし、出かけて何かするというのでなければ生きていけるだろう。急な用が出来てもカードが使えるところなら買うことも出来るし。ただ現金を持っていないというのが何となく不安なだけだ。っちゅうか、そんなに心配なら時間外手数料払って引き出しゃあいいんですけれど。安心感のための105円は高いのだろうか、安いのだろうか。*1

*1:こんなこと考えてること自体が自分でも悲しいくらいにけちくさい。