my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

期限が二つ

新潮文庫Yonda?クラブキャンペーンが締切間際なので、今まで集めていた新潮文庫の見返しの角を貼る。第一弾の時、早々に手持ちのを送ってシールとキーチェーンをもらっていたのではあるが、その後人からいただいたりもしたので、なんと75枚あった。目覚まし時計とトランプと鉛筆3本という娘のチョイスに任せ、ひたすら添付して封入。


その後先日借りてきたビデオを見る。娘が遊んでいる間に「ラブ・アクチュアリー」(ASIN:B0001851BO)を。

空港で始まって空港で終わる様々な愛情の形。上手いなぁと思う。個人的にこういう色んな人物が色んな場所で色んなドラマを繰り広げるロマンティックコメディっていうのは好みだし、しかも配役も結構良かったので面白かった。19人もの織りなすドラマは場面転換が急なので最初入りにくかったが、途中から気にならなくなった。甘いのもあり、切ないのもあり、ほろ苦いのもあり。で、どの人に一番共感したかというと、何故かヒュー・グラント扮する英国首相に惚れられるナタリーでも、夫の浮気に悩むカレンでも、2年7ヶ月の片思いをしている内気なサラでもなく、義理の息子の恋を応援するダニエルだったりするのが自分でも笑える。息子のサムがもう可愛くて、その一生懸命な恋を一緒になって応援したくなってしまうのだよね。
でもどの登場人物も非常に繊細に描けていて、これだけの人を描きながらも食い足りない感じはなかった。ただ、ロマンティックでハッピーな恋よりも、サラのクリスマスや、ジュリエットのされる告白やら、といったちょっと切ない方に気が行ってしまうのは、これはもう嗜好の問題なんだろう。もう一度見たいと思った映画だった。


夕方、娘と一緒に「猫の恩返し/ギブリーズ episode2」(ASIN:B00009NK59)を見る。

猫の恩返し/ギブリーズ episode 2 [VHS]

猫の恩返し/ギブリーズ episode 2 [VHS]

直線的で、味わいというかおかずというか、世界観の深さが足りない感じ。ジブリという期待もあったせいなのか、宮崎駿が監督じゃないとしても、もう少し物語に厚みが欲しかった。池脇千鶴の滑舌の悪い声もちょっと聞き取りにくくて気になった。思春期のそこはかとない感じなら、やっぱり「耳をすませば」の方が好きだな。とはいえ、王子様的な男子が好きな娘*1はバロンにメロメロだったのだけれど。

冒頭に入っていた「ギブリーズepisode2」のほうがずっと良かった。それぞれのキャラも立っているし、個性的で優しいタッチの絵柄も、ショートストーリー仕立てなのも好き。つい笑ったり、ほんわかしたり、重たくなくて良かった。これが入っていただけで良しとしよう。
ビデオを返却しに行き、途中のポストに新潮文庫キャンペーンの封筒を投函して帰宅。

*1:本人は恥ずかしがって認めないのだが、どうもSMAP稲垣吾郎とか、Gacktだとか、河村隆一だとか、端正なマスクの王子様キャラに弱いようだ。わかりやす過ぎる…。