my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

新しい朝が来た

夏休みといえばラジオ体操。昨年は少し遠い公園で、6時15分からというタイトなスケジュールのため、三日坊主ならぬ一日坊主で終わった娘だったが、近所の小学校の校庭でも開催していることを通勤途中にチェックしていたわたしは、こちらに行くよう娘に勧めてみた。学区は違うのだが、実はこの小学校の方が自宅から近く、しかも7時開始なので娘に負担のないスケジュールなのである。娘は最初自分の通っている小学校じゃないことで躊躇していたが、誰でも参加していいんだよ、行ってごらん、と言うと、じゃあやってみようかな、と答える。
朝「ラジオ体操、行かないの?」という呼びかけ一つで、いつも寝坊でお洋服にもうるさい娘がものすごい勢いで着替えて飛び出していく。学校が近いことや保育園時代の友達に久々に会えることや、ラジオ体操の毎日変わる動物のスタンプや、それに加えて毎日もらえるお菓子が最大の魅力らしい。ほんの小さな駄菓子なのだが、数種類から選べて毎日もらえるというのは励みになるのだなあ、と感心してしまう。ともあれ、この長い休みの方が規則正しく生活できて、朝早く起きてくれるというのは非常に有難い。

わたしが子供の頃はこういう小さなお菓子のおまけなんて記憶にない。青年会のひとがやっていたので、たまには何かご褒美が出たかもしれないけれど、それは特別のことで毎日じゃなかった。スタンプだって一種類だった。だけれど、スタンプカードの升目をとにかく隙間無くスタンプで埋めたくて、雨の日や旅行で升が埋まらなかったりすると、それが気に入らなくてしょうがなかったものだ。そして夏休みの終わった後、びっしり並んだスタンプは捨てるには惜しくてしばらく残して置いたものだった。このへんは親子でも性格の違いが妙に出ている。

そんなとても我が家の朝に余裕をくれていたラジオ体操も前半は今日で終了し、来月の23日から後半のラジオ体操が始まるということだ。しかし、6時15分の公園開催のほうは30日までだという。物足りなさそうな娘は、やっぱり行こうかな、でも、できないかな、と自問自答した挙げ句、自分で目覚ましをセットして寝た。さて、明日は起きられるかな?