my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

統計から読みとれるものは?

小中学生の39%、「誰かを殺したい」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/07/news049.html

プレスリリース
http://ns-research.jp/top/pressr/press/200406071.html


インパクトを狙った見出しだな。
はて、39%って多いんだろうか? 少ないんだろうか?
殺すという言葉があまりにも安直に出てくるので、このへんの短絡的なところが子供らしさとも言えるか。でも大人が子供にこういうことを聞くのも、いくら調査とは言え、どうなんだろうか?
未成年の事件が増えているからといっても、こういったアンケートで問うことなのか?と疑問を感じたりして。


自分を不愉快にさせる相手を消してしまえば、それで解決ができるかというと当然そんなことはない。むしろ苦悩が増えることは大人であれば想像に難くないはず。ただ思うことがある、というのなら、つらいときに考えることはあるのかもしれないし、思春期特有のもやもやしたものをこの質問でYesと解答することで表明しているとも読めるけど。
ただ実行に移すような子の問題は、こういう質問で探れるのかどうか。思い込みの強さとか、自己中心的な視野とか、そういうことが計れる指標の方が個人的には有効に思うけれども。


それにしても対象が友達、教師、父親、って順はなんだか悲しい。まあ、いずれも衝突が予想される相手ではあるけれど。こういうのを見ると母親に生まれて良かったかも、とちょっと思う。

大人が敬愛を勝ち得るには日々のたゆまぬ努力が必要だし、敬する心は身近で見ていなくちゃ培われないものかもしれません。明日も先達を大事にし、地道に頑張ろう。
(なんか正論っぽいオチで、気持ちわる・・・)