my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

いつもの週末

午後から雨。美容室に行く。雨だからか他にはお客さんがいなくて、ちょっと得した気分。首の付け根あたりにアトピーが出てしまい、事情を話してそこは地肌は避けて塗ってもらう。色はいつもと同じ赤みのブラウン。アッシュブラウンと違い、黄味が強くないので、いつも染めていないかのように思われるほど馴染む。

一緒に連れていった娘は紙粘土をもらい、横で制作にいそしんでいる。粘土が少し乾燥していたらしく、思うように成形できず、ポロポロこぼして美容室の床が白く汚れてしまった。苦闘の末できあがったのは2センチほどの小さなクマだった。もっと大きく作ればいいのに何故か細々作るのが好きなようだ。相手をしてくれたアシスタントさんが作ったのは魚。娘が爪楊枝で目や鱗を入れた。大きさといい、形といい、見ていて鯛焼きが食べたくなった。できあがった粘土は預かって乾かしてもらうことに。作った作品は小さいのに、娘のジーンズも、鼻の頭も頬にも紙粘土。相変わらず汚しかたは大物だ。

カットが終わると娘はアシスタントさんから箒を奪い、床に散った髪の毛を掃除する。前回来たときにお手伝いして気に入ったらしく、掃除を買って出るようになったのだ。家ではお掃除など滅多にしないのだが、ここの掃除は好きらしい。*1ついでにディーセスのトリートメントとシャンプーを買って*2、レンタルビデオを返却して、コーヒーショップで豆を挽いてもらう間にお茶して、帰宅。

雨に濡れたのでタオルで娘の頭を拭いていて、つい、タオルでほっかむりを作り、泥棒風、農婦風、魚屋さん風、シスター風、と鏡の前で遊んで二人で馬鹿笑いする。そんな、いつもの週末。でも、同じようでいつもと全く同じ事は起こらない、日常。

*1:本人によると箒が好きなのだ、とか。

*2:お金に余裕があれば、ケラスターゼのが欲しかった……。