my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

Vacation with ants

夏休み。今年は初めて娘を実家へ2週間送ることにした。すごい、10年ぶりくらいに2週間独身よ、ど・く・し・ん♪
というわけで糸の切れた凧のごとく呆けています。前職の同僚にセッティングしてもらい楽しく呑んで、今の会社の方とアポとって、夜遊び、残業、なんでもこい!どすこい!って感じの日々なのです。いや、気持だけですけど。だって毎日呑んでたら会社行けなくなるもん。
チャンネル権というものを独占し、いつもより整然とした部屋に住まい、ちょっとだけ雑踏の緩和された通勤を楽しみ、のんべんだらりんのお盆休み。人間ハリというものがないとどこまで緩むのか、と思ったけれど、悲しいかな、案外常人なわたし。独り暮らしって、思いの外部屋とか汚れないし、ハプニングもないし、予想外のことが起こらないのね。こんなに常識的なのね。そうだったっけ、いや、なんちゅうかラクだなあ。
空港で別れたときは泣きそうだった(わたしが)のに*1、人間一人でも生きていけるものだなあ。
毎日マメな娘から電話が掛かってきて、今日何があったかを教えてくれるけど、母の所にいるのはわたしの所にいるより寧ろ安心だ。(というか娘がわたしを心配しているような気がする・・・)
何かが足りない気は確かにするけれど、早く帰ってあげなくちゃとか、一人で大丈夫かしらとか、日々気を揉むことはないからなんだと気づく。そうか、わたし頑張ってたんだなぁ。←自画自賛
一人じゃなくちゃできないことがあるというほど不自由だった訳じゃない。不自由にしていたのはわたしの中にあった心配という枷だったんだ。そんなことに気づく。

しかし、何故か娘と入れ替わりに昨日から闖入者が! のんびりしたいのに掃除機でちっこい蟻と毎夜格闘しています。あの子の置きみやげは多分アイスの汁とかだったんだろうな。やれやれ。

さて、長いような短いような2週間の独身生活。寂しさも自由も堪能して大事に過ごさなくちゃ。

*1:娘は優しく美しいCAさんに案内されてろくに振り返りもせず出かけていった