my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

Just a gap and balance

金曜夜の定例の会議が長引いて、お腹が減ってて、まっすぐ帰るのも、お茶するのも気分じゃないなと思って、この前連れていってもらった隠れ家バーへ。ついにエレベーターのボタンが直っていて、ちゃんと何階へ行くか分かるようになっていた。うーん、ちょっと残念?!
実は一人でバーで飲むなんて初体験。古い、ちょっと怖いドアを開けると、薄暗くて妙に落ち着く、あの空間が。こじんまりしているし、ソファも心地よいし、ごはんも食べられるし、お茶もスイーツもあるし、飲むこともできるし、知ると通いたくなる不思議な店。そう思う人はわたしだけじゃないはずで、やはり女性一人の先客がいた。先客が出ていった後、オーナーとおしゃべりしながら、貸し切り状態でまったり。オーナー曰く、外観の怖さと内装のギャップはやはり狙いだったとか。変なお客さんが入ってこないと言う。うん、わかる。この前もお茶一杯で3時間のお客さんもいました、なんて言っていた。真新しい空間より、誰かの手すさびの名残がある空間の方が、安心するし、あたたかい。ちょっと怖じ気づくような外観と思いっきり居心地良い中身。いいないいな。ギャップとバランス、これですよ。人間もきっとそうよね。
日によってこの小さな空間は女性ばかりか男性ばかり、になるんだとのこと。わたしが行くときは女性ばかりなので、きっと雰囲気違うんだろうな、と思う。
窓から見える高速道路を渡るテールランプやネオンを見ながら梅酒ワイン。好みの甘酸っぱさで美味しかった。昨日が彼女の誕生日で、お祝いにお客さんからいただいたのだというパウンドケーキまでご馳走になった。絶対ここ、また来るだろうな。