my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

明日元気になあれ

今日は冬至。学童で銭湯に行き(なんとこの日は子どもは無料なのだとか)、柚子湯に入った後、南瓜を食べる、というので、前夜からいそいそと一人でお風呂グッズを揃え、楽しみにしていた娘。しかし、朝から少し吐いてしまい、様子を見ていたがけろりとしているし絶対行くと言うので送り出した。食あたりだろうか。いつも食べ過ぎるくらいな娘の食べっぷりに、慣れてしまっているので、やはりストップをかけるべきだったかと朝から反省。

しかし、午後になって携帯が鳴った。案の定、担任の先生からだ。帰りの支度の時に吐いてしまったとのこと。ああ、やっぱり。
吐いた後は元気にしているが、保健室で休んでいるというので、「どうしますか?」と聞かれて「迎えに行きます」と答えた。いつも健康で元気すぎる娘に随分と甘えているのだけれど、こう言うときくらいはそばにいてあげたい。こんな時、帰りの電車の1時間という通勤時間が本当につらい。本を読むことも何かすることも出来ない。気持ちがどうしても泳いでしまう。もう少し近くの会社に転職するべきかも知れないとか、もっとそばにいてあげられたらいいのに、とか、考えても仕方ない色んなことを考えてもしまう。わたしの生活は娘の元気という一点に支えられているのだと、改めて思う。
駅からタクシーで学校に行き、保健室に駆け込むと娘は見慣れぬだぶだぶのトレーナーを着て細かな迷路のプリントをやっていた。いつもの通りの元気な顔だ。先生に挨拶して、熱はなく元気なことも確認した。娘はなまじっか元気なので、わたしが来たことを喜ぶと言うよりも今日柚子湯に入れなかったことを本当に悔しがっていた。でも母親べったりではなくてこんな風に色んなことをしたいと思ってくれるというのはいいことだと思う。だからどんなに急いで帰ってきてがっかりされても、ちょっと肩すかしを食らうけど悲しくはない。汚れ物を受け取り、まっさらのままのお風呂グッズを持って学校を出る。いつも背負っているランドセルを受け取るとずしりと重い。


そのまま娘を連れて念のため病院へ。熱もなく下痢もなく気持ち悪くもないと言うケロリとした娘の顔を見ても医師は「こういう風邪が流行っているので、明日にも悪くなるかもしれないし、このまま治るかもしれない」と言う。やっぱり明日休ませようかなと思っていると、娘が「明日は学校に行ける?」と医師に聞く。明日は学校でクリスマス会をするのだ。休日の次はもう終業式。絶対にクリスマス会でみんなと計画した出し物のマジックをしたいと張り切っているのだ。行かせてあげたいけど心配。医師は「今夜何もなかったらね」と答える。採尿の結果も見た目とは違い、実は結構ムカムカしているはずだと言うので、やはり元気に振る舞っているのかもしれない、とまた心配になる。

帰宅して洗濯機を回し、軽い食事をさせて、様子を見ることにした。朝まで何もなければ、行かせてあげられるのだけれど。できるといいね。マジック。