my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

sympathy

たとえ喉から血を流しながら叫ぼうとも、聞こえない人には聞こえないし、聞きたくない人には聞こえないのだ。
たとえ忸怩たる己の傷口を晒そうとも、見たくない人には見えはしないのだ。決して。
そして「あなたは強い人ね」と言う。まるで切り離すように。

人と人は分かり合えないものだと、何度も言い聞かせ、それすらも忘れた頃に出会う。

微笑みながら流す、見えない涙を、見る人に。