my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

偉い人は改変がお好き

小中生の留年「研究を」 文科相、学習目標に届かぬ場合

http://www.asahi.com/politics/update/0912/001.html


ゆとり教育」とやらを謳っておいて、さんざん学力レベル下げといて、ここで揺り戻すって、いったい偉い人たちは何をしてるんだろう、と思ってしまう。
たしかにこのままでいいのかなと思うことはあるにしても、到達目標の設定如何では苦しむ子も増えるかもしれないと思うと、昔はいいんじゃないの?と思えたことでも、子を持つ親として気が重い。いきなり「到達目標」を設定せずとも、カリキュラムの見直しやら、それ以前に教師の質と量の充実そのものから考えなくちゃいけないだろうし、もっとソフトランディングできないものかと。
いや、留年ありになったら、留年した子の受け皿だって十分対応できるのかどうか。逆に大量に留年させないために、もっと到達目標が低くなる可能性だって大いにある。そうすればさらなる学力低下もありうるのじゃなかろうか。だとすると悪循環だ。

権威ある人は時間がかかる地味な方法よりも、すぐ目に見える変革が好きで、たやすく気が変わるよなぁ。