my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

ロジックではなくフィーリング

港区赤坂四畳半社長:理系の男はなぜモテないのか
http://blog.livedoor.jp/shi3z/archives/5363767.html
http://blog.livedoor.jp/shi3z/archives/5403268.html


たしかに女性は「共感」を求めるものだと思うし、ここを分かっていない男性は多いのかもしれない。気持ちが添わなければ、通じていくものなど育みようがないと思ってしまうもの。なのに自説を披露し始めると、聞き手の反応が見えていないで気持ちよく語っちゃっている男性は多いかもしれないなぁ。
ただ、問題解決能力が高いことが非モテなのではないと思うけれど。というか問題解決能力が高いことはやっぱり美点だと思う。
恋愛という側面で見るとき、文系理系を問わず、相手の気持ちを無視して会話を先走れば、気持ちの育みようがないわけで。上記の女の子との会話にしても(ちょっとこの例文は女の子の計算が見えるようでどうかとも思うけど)、相手が「部長がセクハラ野郎である」ということを訴えたとき、どういう不快感を持っていて、どういう風に嫌な思いをしているかを察してあげることが大事なのではないかと。「そりゃ変態だね」という応答は模範解答としてはどうかなあ。かえって相手の品性を疑うなあ。心ある女性ならチャラ男の匂いだって敏感に嗅ぎ分けるものだと思う。
要は嫌な思いを吐き出させたり、理解しようとしてあげて、問題の抜本的な解決よりも、その時彼女の「気持ち」が楽になるような流れを作ってあげる方に力を注ぐべきである、ということなのだと思う。共感を求めてもいるのだけれど、更に言えば「気持ち」を落ち着かせて欲しいわけだよね。で、問題解決能力が高いのならば、「彼女が今感じていることをどう言ったりしたりしてあげれば受け止めてあげられるのか」というベクトルにすり替えるということさえ出来れば、却って能力が活かされるのではないかと。その上で実際的な問題解決を提案すればいいわけで。いきなり解答出さずに導き出すためのワンクッションが必要なのよ。それが不可能な相手(=相手の気持ちに全く共感できない)なら、そもそも「合わない」んだと思う。それなのに「好き」だったとしたら、それは何を以てして好きなのよ?となるわけで。
たしかに男も女も見た目から入るものだとは思うけれど、見た目で幻想を膨らませるのはどっちかというと男性の方だと思う。見た目から入って、相手を良く知ることもないまま内面に自分の理想を当てはめたりして、それで暴走するのが多いのも男性。
相手との気持ちのやりとりがちゃんと手応えとしてあるかどうか、ここをわからないでいると、モテないってことになるんだろうな、と思う。恋はロジックでするもんじゃないので、気持ちが大事。もちろん自分のだけじゃなくて、相手の気持ちも。

っていうか、こんな事くらい自然にやってないと、まともな恋愛できないんじゃなかろうか。