my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

力説させていただきます

朝から電車の中でくしゃみがとまらなくなる。わたしはアレルギー持ちなので、こういうことはよくあるのだ。大抵は1時間もすれば収まるのだが、今日のは強力で会社に着いても止まらない。もう助けてください、勘弁してください、っていうくらい、どうにもとまらない状態でリンダ困っちゃう(って歳がばれる)。そんなわけで半日鼻水とくしゃみでぐじゅぐじゅだった。
こんなわたしを見慣れているはずの会社の人も「大丈夫か?」と問いかけてくる。しかし、どうして人はこう言うときに「大丈夫?」と聞くのだろう。だって大丈夫じゃないんだから。「見りゃわかるだろ〜! 大丈夫じゃないのに大丈夫って聞くな〜!」とか大人げないことを心で毒づきつつ、「はぁ。なんとか」と答える。
あまり知らない人は鼻だけ化粧が落ちた間抜けなわたしの顔を見て、十中八九「風邪ですか?」「花粉症ですか?」と聞く。正確にはアレルギー性鼻炎ではあるが、わたしのアレルゲンは花粉ではなくハウスダストなので、花粉症ではない。繰り返して言う。断じて花粉症ではないっ!
何故このように力説するかというと、何度説明しても何故か花粉症って言われるからである。花粉症が市民権を得たと同時に、似たような症状の人はこの季節にも皆一緒くたにされるのね、と思うと、体調のせいもあって余裕がないのか、妙に憤慨したくなったりするわけなのです。でも憤慨するのは人間が出来てないかもしれないけれど、まだ元気がある証拠だから、いいのさ。
花粉はその季節限定なので予想することも出来るし、早めの治療も出来る。でもハウスダストは通年ある。しかし、このことはなかなか理解されないらしく、時折襲うくしゃみと鼻水の嵐に、人は今日も「また花粉症? 大丈夫??」と聞くのである。
だから、花粉症じゃないのっ!