my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

夏が始まる

今日で1学期は終了。例年は平日が終業式だったのだが、今年からお祭りと同日にしようということで、土曜日の終業式になった。個人的には土曜日の終業式は有難い。娘の帰りを待っていてあげられるから。娘を待ちながら家事をし、昼過ぎにあゆみやら夏休みの課題やら防災頭巾やら大荷物を携えて帰宅した娘と、食事を食べる。いつものようにあゆみを見て地味に落胆し、汗がひいたところで気を取り直し夏祭りの準備。先日購入した浴衣を着せる。今年は何故か兵児帯はいやだというので結び帯を使用。兵児帯の幼児らしい感じが好きなのになぁ。というより幼児用には結び帯しかなくて、きちんと結んであげられないのがいやなのかも。ともあれ、子供たちの着崩れは半端じゃないので腰紐を足してきっちり着せてあげた。
わたしは今年は片花結びじゃなくて、オーソドックスに文庫結びにした。今年は麻ではなく、柔らかな合繊の半幅帯にしたので非常に着付けが楽だった。浴衣を着るたび、もっと日常的に着物を着ようとは思うのだが、いつも洋装の楽さに負けてしまう。いかんなぁ。
会場に着いた娘の食べること。白熊くんアイス、焼きそば、駄菓子、ジュース。お腹が満ちてようやく踊りの輪に参加。かなり熱心に踊っていた。櫓の上で踊ると満足したらしく、今度は先に砂場で遊んでいた友達に参加。あああ、という私の表情を余所に下駄を脱いで砂場で遊び興じる子供たち。他の浴衣の子も遊んでいる手前止めることもできず、為す術もなく眺めるわたし。それでも浴衣は着崩れることもなく、美しかったのは喜んでいいのかどうなのか、複雑。

まだ2回目のお祭りなのに、櫓と提灯の灯りとを眺めていると、本格的な夏の到来と郷愁のような不思議な感傷を感じる。そんな風になった。2度目の夏。