my trivial daily life

観劇備忘録のようなもの

サンセット大通り観劇その3

『サンセット大通り』東京千秋楽

 

2015年7月20日。安蘭ノーマ&平方ジョーでの見納め。もともとこの日は抑えてあったのですが、昨日娘を連れて行ったため、とうとう連休中3日間ぶっ続けで赤坂に通うことに。ま、良い舞台だったので観ても良いかと。感想は過去2日に書いたので、こぼれたメモを。

 

  • 楽らしいハプニングと言えば、チンパンジーが椅子から落ちる名(迷?)演技。平方ジョー、思い切りが良くビックリしていて弾んだため。昨日よりコミカルな感じが増してて良かった。
  • 楽らしいハプニング、その2。安蘭ノーマのラスト、階段から下りる時に、うまくヴェールがかかっていない気がして、外れるか冷や冷や。
  • 楽らしいハプニング、その3。戸井さん、噎せたときにいつものように美しく粉が舞わず(笑)、あー、くやしいだろうなと推察。
  • 綜馬さんマックスは本当に歌も演技も安定していた。あの絶妙なタイミングで発せられる「ライト! キャメラ! アクション!」がなかったら、鳥肌のラストはない。
  • 浜畑さんみたいな舞台に重さを与える人がどうしても必要だと思う。素敵でした。
  • 3回見て気づいたけれど、売れない脚本家と占い師を演じていたのは福麻むつ美さん、かな? 素晴らしくお上手でしたー。もっと活躍して欲しい!

楽での挨拶。

安蘭さん、Wキャストなので体力的には楽なのだけれど、間が空くとノーマという役は気持ちを持っていくのが難しい・・・みんなもやってみればわかると思う!やってみて!とかいうようなことを話しておられました。いや、できませんから(笑)お茶目な、そうして堂々たる女優っぷりでした。

一昨日濱田さんは、演じ終わってまだノーマが抜けない、と、ノーマという役を理解するのが大変であったと涙ながらに話しておられました。濱田さんって、私欲のためとか愛憎ドロドロとかじゃなく、誰かの為に一人荒野を行くような孤高の気高い役が似合うからな。あんなに歌がうまくても、何でも出来るわけじゃないんだなーともらい泣きしそうになりました。

 

最後に、タイプの違う二人のノーマ&ジョーを両方アリにした演出家、鈴木裕美さんの度量に拍手!素敵な舞台でした。